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12. 「素顔の虫たち」をご覧ください。

 美しいけど害蝶 「アカホシゴマダラ」

本来、国内では奄美大島周辺、国外ではベトナム北部、中国、台湾、朝鮮半島に分布している。

1998年、神奈川県南部で突然多数の個体が発生し定着した。

その後、関東地方を中心にして目撃情報が相次ぎ、生息範囲が拡大し続けている。

  (2010.07.27 神奈川県中郡大磯町)

中国や朝鮮半島の種は、低温期(春型)に発生する成虫の羽根が白くなることが知られている。

今、関東地方を中心に発生している春型の成虫は赤い斑紋が消失しているので、中国、朝鮮半島から持ち込まれたと見られる。

2010年以降は、関東地方北部(群馬県・栃木県・茨城県)山梨県・静岡県・福島県に拡大している。

更に、近年では愛知県・京都府・伊豆大島でも記録されている。

飛び離れた地域での出現は、心ない人為的な放蝶と見られている。

2018年、山梨県北杜市白州町で確認した。


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